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社員を知る

研究職 櫻井 東洋 応用分子生命科学専攻 修士卒

現在の仕事内容は?

入社以来、医薬品のタネになる化合物を見つける「HTS」(High Throughput Screening)に携わっています。新薬の研究開発の上流工程のひとつです。
HTSに先立って、まずテーマ(何に対して有効な化合物を見つけるか)が設定されます。その内容を深く理解しておくことが私たちHTS担当者にも求められます。それを受けて、まず評価方法(アッセイ系)を確立。それから先は膨大な数の化合物評価を効率的に実施していくことになります。
新薬候補化合物を選出する作業は、いわば宝くじを引くようなもの。母数が多いことも重要であり、私が実施している評価は1日あたり2万ほどにのぼります。それを数週間から数カ月の間にわたって行い、得られた候補化合物については再現性試験やカウンタースクリーニング(新薬候補化合物として不適当でないかの検証)等を実施しています。

仕事のやりがいは?

最初のHTSで得られる新薬候補化合物は、評価した化合物の0.1~1%程度。それが再現性試験、カウンタースクリーニング等で絞られ、最終的に残るのはごくわずかです。得られた化合物は次のステップである薬効・薬理試験を実施する部署へバトンタッチします。
単に結果だけを渡すのではなく、薬効薬理を担当する研究者にとってどんな情報が必要かを把握し、的確なやりとりができるように常に心掛けています。
特定の疾病領域ではなく、様々な研究テーマに関われるのがこの仕事の面白さ。また当社は企業規模が大きく、それだけ研究のスケールも大きい。これも研究者にとって魅力のひとつでしょう。

将来の目標は?

これまで仕事をしてきて最も印象に残っているのは、入社2年目から5年目にかけて担当した糖尿病治療薬のHTSです。一筋縄ではいかず、他の研究者とも相談しながらHTSの進め方を工夫し、有望な化合物が特定できたときは大きな達成感がありました。
共同研究以外にHTSに関わる新しい技術について米国のベンチャー企業から話を聞くことなどもあります。創薬技術の革新は国際的な規模で進んでいますから、これからもこういった機会は増えていくでしょう。
今後の目標は、世界に通用するスクリーニングのスペシャリストになること。その上で、自分がHTSによって獲得した化合物が新薬へとつながり、世界中の患者さんに届けられたら最高です。

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