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社員を知る

研究職 大木 仁 農芸化学科 修士卒

現在の仕事内容は?

抗癌剤の創薬合成研究をしています。医薬品の種として見つかった化合物を、薬らしい化合物に構造変換していくのが私の業務です。この時に重要なのは、有効性の評価だけではありません。安全で安定な化合物を目指し、「物理化学的な性質から薬物動態、安全性まで」をチェックし、総合的に化合物を見極める姿勢が求められます。
研究を進める上では、エバポレーターなど基本的な装置を使っていますので、実験の操作だけ見れば大学の研究室と変わりません。違うのは、ただ試験管内だけで化学合成をしていても成果にはならないところです。主薬理、薬物動態や安全性評価などの専門部署と協働し、評価を繰り返すことで初めて仕事として成立します。

学生時代の研究内容は?

学生時代は、癌・ウィルス・免疫・脳神経機能などに関わる「シアル酸含有天然生理活性物質(複合糖質)」の合成研究がテーマでした。治療法ではなく、生物におけるメカニズムを解明することが目的。自分の研究が、直接薬学に役立つとまではイメージできませんでした。

仕事のやりがいは?

新薬を世の中に出していくのは本当に難しいことです。正解へ向かうレールも、編み出すための方程式もないのが創薬の研究。それでも、創薬の研究に携わるものとして、私は強く思うのです。「患者さんのために、なんとかしたい。もっと、癌という疾患の真相を知りたい」と。誰もたどり着いていない場所を突き止めるやりがいは、おそらく携わった人にしかわからないでしょう。

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